販売戦略を検討する中で、その認知度の高さから、今なお人気のFAXDM。自社でもサービスのPRに活用したいと考える企業は多いのではないでしょうか。しかしいざFAXDMを始めようと考えた時、壁となるのが送付先です。今回はFAXDM用の企業リストについて基本からリストをレンタルする際のメリット等について解説します。
企業リストをレンタルするメリットは?
手軽に始めることができて、効果的な販促活動の一つといわれているFAXDM。FAXDMをうまく活用することで、本来多くの費用が掛かる販促活動を安価に継続させることができます。しかし、効果を得るために重要なのが、どこにFAXを送信するのかという点です。送信先の企業リストは、自身で作成することもできるうえ、FAXDM代行業者から購入することやレンタルすることもできます。今回はそんなさまざまな方法の中から注目度の高いレンタルのメリットについて詳しく解説します。
FAXDM用の企業リストをレンタルするメリットは大きく分けて3つあります。一つ目は「手間なく大量の送信先リストを手に入れることができる」です。FAXDMが販促活動に効果的だとはいえ、反響率は0.2%ほどといわれています。これは単純に計算して1,000件に送信したとして、2件の反響が期待できるという計算になります。FAXDMは単発で終わらせるものではなく、継続的に行う必要があるので、FAXDMで販促活動を行うのであれば、少なくとも数千件のリストは準備しなければなりません。これを自社で集めるには膨大な時間とコストがかかります。レンタルすることで、この手間を軽減できるのは大きなメリットといえます。
二つ目は「業種を選択できる」です。FAXDMで効果を出すためには、自社商品に興味を持ちやすい業種に送る必要があります。この業種別企業リストを手に入れられるのも大きな利点です。
三つ目は「常に最新のリストを使用できる」です。リストは鮮度が大切です。企業の移転によるFAX番号の変更や担当者の変更など、時と共に情報は変わっていきます。これを自社で管理するためには、専属の管理者をつけるなどの対策が必要ですが、企業にとっては大きな負担となります。この作業を一任できるという点を考えても多くの負担軽減につながります。
持ち込みとレンタルならどちらがよいのか
前項ではFAXDMの送信先をレンタルするメリットを紹介しましたが「自社の営業マンが接触していて、会社名やサービス内容を知ってくれている企業に送った方がよいのではないか?」などの疑問が浮かんだのではないでしょうか。確かに自社で作成したリストを持ち込み、そのリストに送信した方がより効果が出やすいという側面もありますが、実践する前に把握しておかなければならない注意点があります。
一つ目は「リストの維持が困難」です。前項にも記載した通り、FAXDMの反響率は平均0.2%ほどといわれています。継続的な反響を維持するためには数千件のリストは必要不可欠といえます。仮に面識のある企業リストを何とか1,000件集めたとしても単発では、事業を継続的に発展させるには足りませんし、リストの件数を維持させるのには大きな労力が必要になります。
二つ目は「リスト作成に膨大な手間がかかる」です。持ち込みリストを作成するには、もらった名刺から企業名や担当者名、FAX番号をリスト化しなければならず、営業マンにとっては大きな足枷になります。また、専門のスタッフを雇うとなれば、その分コストも掛かるので、費用対効果を常に調整しなければなりません。このように持ち込みでリストを作成する時間的な手間やコストを考えると多くのメリットがあるレンタルがおすすめであるといえます。
FAXDM業者によっては無料でレンタルしてくれる場合がある
ここまで、FAXDMには送信先企業リストは、レンタルがおすすめと解説しましたが、お読みいただいた方の中には「レンタルのメリットは分かったけど、費用が気になる…」と思われる方がいるのではないかと思います。FAXDM業者は多くありますが、中には無料で送信先リストを提供してくれる業者があります。一例として一社挙げるとするならば、valueFaxです。valueFaxは通常リストをレンタルした際に発生するリストフィーが0円。つまり無料ということです。
また、企業リストの保有数は1,250業種450万件で、業界最多といわれています。また、業種や地域、そのほか詳細条件まで絞り込むことができるので、ターゲット選択を見誤ることはありません。このように多くあるFAXDM送信業者は、それぞれさまざまなサービスを提供しているので、自社の方向性にあった業者選びも成功の秘訣といえます。
まとめ
今回は、自社商品・サービスをPRする販売戦略を検討する上で欠かせないFAXDMについて解説しました。ここまでお読みいただければ、FAXDMを行うために必要な送信先を確保するために、送信先リストをレンタルするメリットはお分かりいただけたのではないでしょうか。あとは、どれだけ自社サービスにあった業種のリストを多く保有しているFAXDM送信業者を選ぶのかが成功の鍵といえます。