FAXDMのコンサルティングは送信代行と何が違うのか

FAXDMを使ってビジネスを展開する場合、誰もが「効果的に使いたい」「顧客の成約率を高めたい」などと思っていることでしょう。最近はFAXDMのコンサルティングがありますが、どのようなサービスに対応しているのでしょうか？当記事ではFAXDMのコンサルティングと送信代行の違いについて、コンサルティングの利用がおすすめのケースと一緒に解説します。

FAXDMのコンサルティングは何をしてくれるの？

コンサルティング（Consulting）とは英語で「相談に乗ること」です。ビジネス分野では企業から経営についての相談を受けて、内容に沿ったアドバイスや指導を行うことを指します。つまり、FAXDMのコンサルティングは、FAXDMを上手に使っていくためのアドバイスや指導といえるでしょう。具体的なサービス内容は事業者によってさまざまですが、一般的には次のようなものが挙げられます。

対象企業の選定

まずは対象企業の選定です。FAXDMによる顧客の反応率を高めるためには、宣伝しようと考えている商品やサービスに興味・関心を持っている人に送らなければいけません。興味や関心が薄い人に送るとコストが無駄になり、また相手によってはクレームを付けられる可能性があります。

また興味や関心がある相手でも、すでに同じような商品・サービスを利用している場合は、やはりFAXDMが無駄となってしまうでしょう。コンサルティングを依頼すると、対象企業を適切に選定してくれます。さらに、相手の事情に合わせた送信時間についてもアドバイスしてもらえるでしょう。

訴求力を高めるためのアドバイス

基本的にFAXDMはA4用紙1枚を利用するため、情報を盛り込めるスペースが限られます。また白黒印刷で、通常のDMのようなカラーは使えません。そのため、限られた紙スペースの中で訴求力を高める工夫が必要です。コンサルティングでは訴求力を高めるためにアドバイスしてもらえます。反応率アップに向けた文字量や表現方法、デザインなど、専門的な立場からのサポートが期待できるでしょう。

ほかの媒体との併用提案

FAXDMのみで充分な成果を上げられない場合、ケースによってはほかの媒体との併用によって効果が表れるかもしれません。それぞれの会社や商品、サービスに応じて、メール・自社のホームページ・通常のDM・電話など、併用の提案をしてもらえます。

トラブルやクレーム対応

多くのコンサルティングではトラブルやクレームが起きない工夫をしていますが、それでも完全になくすのは不可能です。なかには発生したトラブルやクレームを、自社に代わって対応してくれるところがあります。

法人リストの活用

中には独自の法人リストを持っているところがあります。条件によってリストを活用できるため、より効果的に送信先を選定できるでしょう。

原稿のテンプレート提供

最後は原稿のテンプレート提供です。とくにFAXDMを利用した経験がなかったり、少なかったりすると、どのように原稿を作ればよいのか分かりません。コンサルティングの中には原稿のテンプレートを提供しているところがあります。用途に合わせた複数のパターンから選び、テンプレートに沿って原稿を作るだけで、訴求力の高いFAXDMが完成するでしょう。

コンサルティングは送信代行とは何が違うのか

FAXDMのコンサルティングと似ているのが、送信代行です。送信代行はその名前のとおり、FAXDMを自社に代わって送信してくれるサービスのことです。一度に数百件～数千件以上の宛先にFAXDMを送信する場合、通常のFAX機器では困難でしょう。送信代行は専用の機器を用いて、一度に大量のFAXDMを送信してくれます。

ただし、最近は送信代行をうたっている業者でも、上記で解説したようなコンサルティング業務を請け負っているところが少なくありません。コンサルティングや送信代行といった文言だけで判断せず、事業者ごとに具体的なサービス内容をチェックしましょう。

コンサルティングの利用はどんなケースにおすすめ？

コンサルティングの利用におすすめのケースは、主に以下のとおりです。

ケース①：FAXDMの成約率が上がらない

すでにFAXDMを利用しているけれども、思ったように成約率が上がらない場合におすすめです。「送信するターゲット層が間違っている」「原稿に訴求力がない」など、成約率が上がらない原因はさまざまです。コンサルティングがそれぞれのケースを分析し、成約率アップに向けたアドバイスをしてくれます。

ケース②：無駄な費用を抑えて成果を出したい

無駄な費用を抑えて成果を出したい場合にも適しています。たとえば、成功するためのノウハウを持っていない状態でFAXDMを続けても、紙代・印刷代・送信代といったコストだけが膨らみます。コンサルティングを利用すると利用した分の費用がかかりますが、出費に見合った効果を早期に得られるでしょう。

まとめ

FAXDMは手軽にできる反面、確実な効果を出すためには工夫が必要です。利用した経験がなかったり、少なかったりすると、どのような点に注意すればよいのかよく分かりません。コンサルティングでは「対象企業の選定」「訴求力を高めるためのアドバイス」「ほかの媒体との併用提案」などのサービスを提供しており、利用によって成約率アップが期待できます。送信代行をうたっている業者でもコンサルティング業務に対応しているところがあるため、細かくチェックしてみるとよいでしょう。