商品やサービスを販売するときには、なんらかの宣伝行為が必要になります。
ある程度有名な会社やシリーズならばそれほど宣伝しなくても口コミのみで広まりますが、たいていの場合は何もせずに広まることはありません。
そこで、積極的に宣伝をする方法の一つとしてFAXDMと呼ばれるものがあります。
ではどのようなデザインパターンにしたらよいでしょうか。
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基本的にはだれが見てもわかりやすい内容にする
FAXDMを作成する大前提としてデザインのパターンが重要になりますが、一番基本になるべきものは誰が見てもわかりやすいものにすることです。
分かりやすいとは、文字で訴えかけてもよいですが画像などを利用して訴えかけるのも一つの方法です。
例えば、英会話教室のFAXDMの場合には、一目見て外国語を学んでいると感じられるものが必要です。
そこで必要になるのは、単に英会話の教材の写真を載せるのではなく外国人の先生と日本人の生徒が教室で話しているイメージの画像になります。
印象が良いのは、外国人の先生が笑っており生徒の顔も笑顔なことです。
これにより、見る人に明るいイメージを与えるでしょう。
一方トレーニングジムの宣伝をしたい場合には、実際にそのジムの道具を使って笑顔でトレーニングをしている姿の画像を中央らへんに配置するのがよいかもしれません。
このように、それぞれ何を広めたいかによってその内容は大きく変わってきます。
すべての共通点としては、紹介したい商品やサービスを象徴しているものそして仮に小学生が見てもわかるものを紹介する必要があるわけです。
これを参考にするためには、同業者のさまざまなチラシやホームページを見てみると分かりやすいです。
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レイアウトの基本を理解する
FAXDMの中心的な内容が決まれば、あとはレイアウトの基本を学んでいくことが重要になります。
レイアウトの基本といっても様々な種類がありますが、伝えたいことがその中にうまく取り込まれていることが重要になります。
例えば、学習塾の場合には無料体験ができることや毎月の月謝の金額そしてテスト対策などを行うことができる旨を伝えたいとします。
このような場合、それらをすべて一つのDMにまとめておかなければなりません。
上手に伝える時のポイントですが、ただばらばらに情報を出すのではなく、バランスよくそろえることが重要です。
1枚の紙に掲載する情報量は多いですが、写真の大きさなどを工夫して文章の内容もそれぞれ見やすくことでお客さんに訴えかけることが可能になります。
この時、写真を使うと分かりやすいですが、写真も使い過ぎると文章の量が少なくなってしまいます。
写真を利用する場合には、最大でも全体の3分の1程度の面積に納めなければなりません。
何らかの説明も必要になるため、ある程度文字の割合も多くした方がよいでしょう。
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人間の目はどのように動くかを考える
FAXDMを送る目的を考えると、最後まで文章を読んでもらい、申し込みのところの電話番号に電話をしてもらう必要があります。
あるいは導きたいホームページを見て商品やサービスを買わせることが重要です。
そして、結果的に商品やサービスを利用してもらうのが一番の目的になります。
さらにそのあと、お客さんに喜んでいただくことが最終地点になりますが、その第一の段階としてFAXDMの存在が重要になるわけです。
一連の流れの最初の段階で失敗してしまうと、TELどころか文章も最後まで読んでくれない可能性があります。
裏を返せば、一番最初に多くの人が見るところにインパクトを与えなければなりません。
どのあたりが一番よく見てくれるかといえば基本的に紙の上半分になります。
縦書きの場合ならば、アルファベットのNのように目が動いてきますので、左上に重要なことを書くか非常に印象的なそして分かりやすいある写真を載せておく必要があるでしょう。
横書きは、Zのように目が動くことがほとんどになりますのでその点を考えながら作り込む必要があります。
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お客さんのメリットを明確にしているか
デザインパターンの中で、お客さんが一番注目するべきところは自分自身にとってメリットがあるかといった点になります。
ところがFAXDMを作っていく過程の中でよく陥りがちなのはお客さんの視点を忘れてしまい自分たちがどのように儲けるかばかり考えてしまうことです。
そうすると、お客さんの視点を無視することになり価値のないものになってしまう可能性があります。
では、お客さんにとって価値があるものとは何かといえば、絶対にそれを欲しいと思わせる商品やサービスです。
例えば学習塾の場合ならば、子供の成績を上げるのが一番の目的ですので学習塾に通ったことによりこれだけ得点が上がる可能性がありますと明確な言葉で述べてあげれば、お客さんの方で勝手に物語を作りその気になるでしょう。
あるいは高校に合格している写真を使って訴えるのも一つの方法です。
人間は、常に向上心がある生き物ですので、今の状態よりも高いレベルに達することに喜びを感じています。
スポーツジムの場合ならば、筋肉がついた男性の写真や運動をしていてスタイルの良い女性の写真を載せておくと印象的です。
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時にはイラストを使うことも重要になる
人間は文字よりも写真に反応する傾向がありますが、だからと言って写真を絶対に使わなければならないかと言えばそんなことはありません。
例えばイラストを使うことにより写真とはまた違ったイメージを与えることができるからです。
では、どのような時イラストを使ったらよいかといえば柔らかいイメージを与えたい時がよいでしょう。
例えばピアノ教室のDMを作る場合には必ずと言っていい程先生の紹介があります。
教えている先生の顔写真を載せてもよいですが、あえて先生の似顔絵をすることで柔らかいそして優しそうなイメージを持たせることが可能になります。
それ以外の場面では、子育てに関する商売をする場合イラストにすれば優しいイメージが出てきますので安心感が生まれ、結果的にお客さんを誘導することができるでしょう。
ただイラストといってもさまざまなものがありますので使う場面に応じて使い分けなければなりません。
この時、売りたい商品や提供したいサービスのイメージを大事にしながら貼り付けていくべきです。
結果的に、今まで以上に反応が高くなる可能性があります。
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あえて手書きにしてみるのも重要になる
DMといえば、ほとんどの場合パソコンなどで打ち込んでいますが、手書きはこの概念を崩す方法の一つになります。
最近はパソコンの文字ばかりになってしまい温かみを感じないと考える人も少なくありません。
あえてオーナーが時間をかけて手書きで書くDMも魅力的です。
手書きの効果が非常に高く、たとえば、人から手紙などをもらった場合でもパソコンの無機質な文字が打たれているのかそれとも一文字ずつ人間の手で書いたものなのかによって気持ちの伝わり方が大きく異なります。
実際に、今までパソコンを使って作成していた人が手書きにしたことで反応が高くなった例は枚挙にいとまがありません。
これは、差別化を図ると言う意味においても重要な手法の一つです。
自分は字があまりうまくないので、恥ずかしいからかけないなどと考える人もいますが、そのようなことはないです。
字の上手か下手かよりも気持ちがそこに表れていることが大事になります。
ただもちろん、丁寧な字で書くことを忘れてはいけません。
仕事が忙しいからと雑な字で書いても、いい加減な仕事をしている人と判断されてしまう可能性があるからです。
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FAXDMを作る場合には、いくつかの手法がありますがそのうちの一つはレイアウトをしっかりと作ることです。
レイアウトといっても非常に奥が深いですが、お客さんがどこに一番注目するのかそしてお客さんがその商品を欲しがるかを考え、顧客視点で作成すると臨場感が出てきます。
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