お店や会社が商品やサービスなどを多くの人に宣伝する場合には、ネット広告や折込チラシが一般的です。しかし最近は、ファックスを使ったFAXDMを積極的に利用している企業も多くなっています。ターゲットのもとへダイレクトに届くFAXDMは、自粛期間中でもアプローチが可能です。今回は、FAXDMについて詳しくご紹介します。

ウィルスが蔓延している場合には有効な宣伝方法となる

FAXDMとは、ダイレクトメールの一緒になりますが、決定的に違うのは郵送していないことです。本来であれば、ダイレクトメールは相手の名前を書いて住所を書き封筒などを使って届けるものです。ダイレクトメールは定番の広告手段であり、一定の効果が期待できます。

しかしコロナウイルスの影響により郵便物にもウィルスが付いているのではないかと怖がる人も多いようです。また、数千から数万部印刷をして配達をしてもらえば郵便配達員に負担をかける形となり、可能であればこのやり方以外で宣伝をしたいところです。その方法の1つがファックスを使ったダイレクトメールです。FAXDMはファックス回線を使うため、基本的にそれを送信する場合でも誰かが届けるわけではありません。

電話から電話に通信され、結果的にファックスとして相手方に届く仕組みです。このような仕組みを採用することで、ウィルスが蔓延している世の中でも問題なくビジネスをすることができます。もう一つの魅力は、単にウィルスに感染するかどうかだけでなく、会社のポストに入れなくても問題ないことです。通常のダイレクトメールは相手の住所に届けるため、その会社のポストを見なければダイレクトメールを確認することができません。

最近は、テレワークが増えてきている関係上会社まで行かない人も少なくありません。従業員が少ない会社に関しては、会社自体を開いていない可能性もあります。会社が開いていないのに、そこにダイレクトメールを郵送で届けてもあまり効果がないでしょう。

ですが、ファックスを利用したダイレクトメールならば、特にそのような心配をする必要はありません。例えば会社が開いていない場合でも、転送電話などを利用していることがあります。経営者の自宅が転送先になっているケースも多く、当然ファックスも転送される仕組みになります。この場合には、ダイレクトな形で経営者に内容を見てもらうことが可能でしょう。

郵送よりも素早く届けることができる

FAXDMの強みの1つは、送信するまでのスピードです。たとえば、新しい情報が出た場合はすぐに顧客に知らせておきたいと思う方も多いでしょう。顧客の中には、最初に来た情報に対してすぐに反応するケースもあります。そのような人がたくさんいれば、最初に顧客に情報を届けた会社が大きな儲けを出すことができるはずです。

スピードに関しては、郵送をはるかにしのぐ勢いです。コロナウイルスの時期に会社に郵送する場合、郵便局内でも三密を避けるため人員を減らしている可能性があります。宅配便を利用してもすぐに配達できるわけではありません。

実際にウィルスが蔓延している非常事態宣言のときは、郵送する場合でも通常の日数より1日から2日ぐらい遅れて郵便物が届いたと感じている人がいるでしょう。このように、普通のダイレクトメールだと新しい情報を教えてもすぐに相手のもとに届けることが難しく、2日から3日ほどのタイムラグが発生してしまいます。

しかし、ファックスを使えばすぐその場で送信することも可能です。もちろん文章の編集や構成などをしなければなりませんが、それらは郵送の場合も同じになるため、同じタイミングで発送したとしても圧倒的にファックスのほうが早く届けられます。

料金があまりかからないことも魅力になる

コロナウイルスが蔓延しているときは、経済が一時的にストップしていた傾向があります。世界から見れば日本の経済は回っていたほうですが、平常時に比べれば4割から5割位はストップしていたところも少なくありません。このような場合、なかなか宣伝をすることができない企業も多いのではないでしょうか。

宣伝はそれなりにお金をかけなければいけないからです。会社の収益が見込めないときに、大きなお金を出すのは負担になるでしょう。この点FAXDMの場合には、基本的に非常にリーズナブルです。1件〜あたり5円前後から送信でき、大量に送る場合には割引が適用となる会社が多くなっています。

FAXDMは、コロナウイルスが蔓延しているときでも有効な宣伝手段として認められました。郵便配達をする必要がないだけでなく、すぐに相手のもとに届けることができるからです。仮に会社に相手がいなかった場合でも、転送先等に指定されているところに届きます。安く確実に届けられるFAXDMは、他の広告媒体と併用して使えばさらに効果的です。広告を打つのは初めてという方は、気軽な金額で行えるFAXDMからスタートしてみましょう。