Eメールがこれだけ発達した時代でも、FAX の役割はまだまだ残されています。  FAXDM というのをご存知でしょうか。 FAXDM は文字通り、FAXを利用して、自社の営業のためのチラシやニュースレターを相手方にダイレクトメールで送るという広告手段です。 Eメールがこんなに発達しているのに、なぜ FAXで送ると効果があるのでしょうか。

封書やハガキの DMは敬遠される傾向にあります

例えばそれが電子メールだったとしたらどうでしょうか。相手に興味なければ、会社の誰の目にも触れない可能性が高いです。FAXDM の場合では、相手方の担当者の目に留まる可能性が高いという点では、 Eメールよりも有効な手段ではないかと考えられています。それではここで、 FAXDM のメリットを考えてみましょう。

まず一番初めに頭に浮かぶのは、コストが、他の媒体に比べて低コストであるという点です。例えば封書やハガキで DM を送付します。まず封筒やハガキを購入する費用がかかりますし、その他に、印刷したり、ラベルを貼ったりする手間も費用もかかります。さらに郵便局を介して発送するので、その費用がバカになりません。郵送料金も年々右肩上りで上昇中なので、できれば郵便局経由での送付はやめたいところです。

FAXDM に比べて一通当たりのコストがどうしても高くなりますので、封書やハガキの DMは敬遠される傾向にあります。インターネットの発達した現代、 Web 広告を利用する企業もどんどん増えてきていますが、検索結果を上位表示させるために様々な対策をしなければなりません。

FAXDM のポイント制とはなんでしょうか

近年にわかに注目されている Web広告ですが、リスティング広告の価格はオークション制度でそのお値段が決められますので、1クリックあたりの単価がどんどんあがる傾向にあります。 FAXDM では 一通あたりわずか数円で送付できますが、リスティング広告では、1クリック10円を超えるような高額なものも発生しています。それで費用が安値で安定している FAXDM に人気が集中するということになります。

インターネットのサイトを見渡せば、 FAXDM のサービスを提供する会社はたくさんあります。中にはポイント制というものを導入している会社もあります。通常は FAXDM の送付は一通送付するのにいくらかかるかで、そのお値段が計算されますか、ポイント制の場合には、まず先に、まとまったポイントを購入してもらうということになります。先に購入したポイントを利用して、 FAXDM 送るたびに、そのポイントから、かかった費用が差し引かれるという便利なシステムです。 計算しやすいように、1ポイント1円で設定しているところが多いです。

FAXDM が使われている理由

FAXDM にするメリットはその他にもあります。それは相手の会社の担当者の目に留まりやすいという点です。専門用語で DM の開封率が高いなどと表現されます。封書の DM では、まず開封してもらうのが一番の難関です。 DM というだけで、すぐにゴミ箱に捨てられてしまう場合が多いからです。

E メールの DM の場合はどうでしょうか。こちらは1日に受診する容量が多いと、担当者がメールを処理できなくなるということになります。それから相手方のパソコンの迷惑メールに振り分けられる可能性が格段に高いです。その点 FAXDM であれば、基本的に、こちらから送付した原稿が、相手方の受信機を通してプリントアウトされますから、必ず一度は、相手の会社の担当者の目に留まるということになります。

この点において FAXDM は 一番優れているダイレクトメールの方式であるということができます。FAXと言うと、それだけで、なんだか古めかしいような響きがありますが、FAXならではの、大きな利点も存在します。相手の会社の担当者の目に一度は留まるという点では、 FAXDM が一番優れています。それで電子メールがこれだけ発達した現代でも、 FAXDM の方がもっと使われているという、逆転現象が生じているというわけです。

昔から現代に至るまで、ダイレクトメールの果たす役割は大変に大きいです。一昔前までは、封書やハガキを使ったダイレクトメールが主流でした。それはまもなくインターネットの Eメールを使ったダイレクトメールに取って代わられました。 今では FAXDM がダイレクトメールを送る手段として一番人気があります。それには理由があります。それは一通を送付するためにかかる費用を最小限で済ませることができるということです。それから相手の会社の担当者の目に留まる可能性がとても高いということです。