FAXやDMは広告宣伝手法として安価で効果が認められる方法です。それらの広告を効果的に行うにはFAXDM業者の存在が欠かせませんが、今では多くの業者が参入しているため、品質の良しあしを事前に見極めることが大切です。こちらでは、FAXDM業者の品質を発注前に見極める方法についてご紹介します。
配信の対応からFAXDM業者の良しあしを見分ける
企業や個人がFAXDM業者を使って広告宣伝を行う場合、大切にしたいことの一つはスピードです。比較的安価で広告宣伝ができるとはいえ、かけた費用に見合う収益を早く回収したいと考えるのは当然のことです。そのため、配信の予約方式はネットで完結するなど、素早い対応ができる業者の品質が高いと考えることができます。
予約方法をネットで完結できるということは、システムを使っていることで人手をかけずに行う配信ができ、ヒューマンエラーを防いだり、料金を安くすることにもつながります。
また、スピード感をもって配信できる仕組みとなっているかどうかも見極めるポイントです。一番早くて当日中に配信ができる業者であれば、広告の反応を即座に見ることができますし、販売を目的にしている宣伝であればすぐに収益に結び付けられる利点があります。このような対応ができるのも、配信システムを確立している業者が多くなります。
さらにクレームを減らす取り組みをしているかどうかも大切なポイントです。配信予約をした後に無料でキャンセルできる業者かどうかも品質のカギとなります。たとえば、原稿や送り先のリストに不備が見つかった場合に簡単にキャンセルができないと、送付先からのクレームが多発することが考えられますし、そもそも送信エラーになる確率も高くなってしまいます。さらに、送信結果をレポートとして提出できる業者も品質のよい業者といえます。
原稿を入稿する段階でFAXDM業者の品質を見極める
デザインなどを専門に扱っているプロの方でない限り、広告宣伝の原稿を作成する場合にはさまざまなファイル形式で依頼をかけたいと考えることでしょう。このような顧客のニーズに配慮しているFAXDM業者は、その他の面での対応も顧客目線で考えている場合が多いため、品質のよい業者と考えることができます。
また、情報量が多いデータをFAXしたい場合、A4サイズ以外の大きさに対応している業者も融通が利くと考えることができます。たとえば情報量の多い原稿をA4で送ってしまうと文字が小さくなり、広告宣伝効果が薄れてしまいがちです。そのため対応サイズに選択肢があることには利点があるといえます。加えて、宛名印刷を標準で行うことができる業者であれば、広告への反応率が高くなる傾向にあります。
さらに原稿にアドバイスをくれたり、原稿作成のお手伝いをしてくれる業者もよい業者と判断できます。原稿へのアドバイスや作成は有料となるケースがほとんどですが、とくにFAXやDMを使った広告宣伝を初めて行いたい方や、以前に行ったFAXやDMの宣伝効果が思ったほど出なかった方などは、アドバイスや作成のヒントが欲しいと感じている方が多いものです。
数多くの原稿を取り扱ってきたFAXDM業者の目線で確認してデザインなどを修正してくれたり、原稿の素案を送ってくれるサービスは追加料金を払うだけの価値があるといえるでしょう。
リストや価格面でFAXDM業者を見極める
FAXやDMを用いた広告宣伝は件数に応じて一定の反応を得られるため、保有している送付先データの件数が多くなれば、それだけ多くの反応を期待できます。もし自前のデータリストを持っていない場合は、FAXDM業者が保有しているデータ件数に着目することも見極めるうえで有用です。FAXやDMを送付する場合はターゲットを絞って送付することになるので、元々のデータ件数が少ないと絞り込んだ時にごく少数の方にしか送ることができないため、保有件数は重要といえます。
保有している送信先のデータが多くても、定期的にチェックして移転・廃業しているデータを削除するなどのクリーニング作業を行っていない業者のリストはクレームの対象になりがちです。そのため、リストのクリーニングを3か月に1度など、定期的に更新しているかどうかも見極めポイントとなります。
価格面では、送信が完了したもののみに課金がされるFAXDM業者をよい業者と考えることができます。FAXやDMの場合、10パーセントから30パーセントの割合で不達が生じるため、その分を課金しない業者を選ぶとよいでしょう。また、不達分に課金をしない業者は、リストのクリーニングを定期的に行って最新の状態にして不達・未達が起こらないように努力している業者が多いと考えられるので、リストの品質を考えてもよいFAXDM業者ということがいえます。
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FAXDM業者の品質を見極めるには、まず配信がスピーディーに対応できるシステムとなっているかをチェックできます。さらに、原稿の入稿時に柔軟な対応ができるか、最新のリストを保持して価格面でも良心的な対応ができるかを確認できます。