FAXDMには余白があった方がよい!その理由とは?

公開日:2021/12/01


FAXDMを送るとき、余白が読み手に読みやすさを与えているのはご存知でしょうか。内容やデザインと合わせて適切に余白を作ることで、よい反応を得られます。しかし、どうレイアウトすれば読みやすくなるのかはわかりにくいですよね。そこで今回は、FAXDMに余白を作るメリットなどを説明します。FAXDMの反響率を高めたい方は、参考にしてくださいね。

FAXDMの余白はあった方がよい

結論からいうと、FAXDMはあった方がよいといわれています。そのためFAXDMの余白は、下部1cm以上、上部は宛名を記載するので1.5cm以上空けるようにしましょう。上下左右の余白の大きさは、FAX機のメーカーに依存します。そのため受信側の環境によっては、左右上下の余白が異なるので、原稿が届いたとき切れることがあります。せっかく送っても肝心なところが切れてしまっていたら、大事なことが伝わりません。

たとえば、返信先となるFAX番号や問い合わせ番号は、FAXの下部に記載することが多いです。しかしせっかく興味FAXDMに興味を持ってもらえても、返信先が切れていてわからなければ、受信側の能動的な行動を妨げてしまいます。したがって、原稿を作るときは余白の部分を最初に考慮し、重要な情報を記載する部分をわかりやすくしましょう。

記載したい内容に優先順位を付けタイトル、宣伝内容、返信先などのレイアウトを構成してから細かな本文を書くことで、読み手が理解しやすいFAXDMになります。もしFAXDMの内容が余白なく文字で詰まっていたら、それだけで読みにくい印象を与えます。パッと見た印象をよくするためにも、適切な余白があるとより見やすいでしょう。FAXDMでは余白もデザインの一つの素材として捉え、重要な情報を浮かび上がらせるようにしてみましょう。

余白を作るのは意外と難しい

サービスの提供者は自社の製品やサービスを熟知しているがゆえに、お客様にその情報を目一杯伝えたくなります。そのため余白を残すことが難しくなり、情報量が詰め込まれたFAXDMが完成してしまいがちです。FAXDMの主な制約条件はA4の片面印刷であること、白黒2色のモノクロであることの2つです。この限られた枠組みの中で、決められた手段を使ってパフォーマンスをしようとすると、量の多さで勝負したくなりますよね。

ところが情報量で多くの人にFAXDMを見てもらおうと思うと、送信側の意図に反して、反響を得られないことも多々あります。その点、余白には多数の情報の主張を和らげる効果があるため、軽く見てはなりません。FAXDMはイラストのように一目で内容を把握できませんが、文字の周りに余白があることでお互いの文字同士の干渉を防げます。そして、余白は見る人に読みやすさを与えてくれるのです。

他にも各情報が余白によって区分けされることで見やすくなったり、余白の開け方で自然と視線を誘導したい方向へ導いたりできます。たとえば、左上から右下へ読者の視線を誘導したければ、左右より上下の余白を広めに取ることで、視線は意図的に動かせます。FAXDMの情報量と反響数はぴったり比例するものとも限りません。そのため伝えたい内容を抑えつつも、余白を意識的に作ることをおすすめします。

余白がある方が伝えたい情報が伝わる

FAXDMに余白を作ることは簡単ではありません。しかし余白があることにより、紙面にメリハリがつきます。その結果、読み手は重要な情報を見つけやすくなります。

なぜならが情報を小さな文字や画像を詰め込まれていると、脳処理するときに時間がかかりすぎて、疲弊してしまうからです。読み手はできるだけ苦労なく、必要な情報を読みたがっているので、余白は必要不可欠な要素になります。余白があると自然と目を休められたり、途中で読み飽きてしまったりするのを防ぐこともできます。たとえば電話帳をイメージしてください。

電話帳は限られたスペースに多くの情報を載せることが役割ですが、余白のない字の羅列から必要な番号を探し出せたときには疲れきってしまっていると思います。このことから余白は読み手に見やすさを与え、ストレスなく伝えたい情報を際立たせてくれることがわかります。読み手に必要な情報を的確に伝えることができれば、後は読み手に任せるだけです。

必要なことを最低限伝えるためには、詰め込む足し算だけではなく、引き算を上手に活用することが重要です。FAXDMは装飾だけに頼らず余白による強調をすることで、すっきりとした印象のまま視線を集めることができるようになります。

まとめ

FAXDMに適切な余白があることで、内容の伝わりやすいものになります。また、FAXDMが受信されたときに重要な部分が切れて届く心配もありません。余白をつくれば文章にメリハリが出て、自然と視線を誘導しやすくなります。送り手は内容を熟知しているため詰め込んだFAXDMを作成しがちですが、あえて余白を取り入れる引き算の手法は、読みやすさと情報を的確に伝えることにつながります。あなたが作成するFAXDMでも、効果的な余白を作ってみてはいかがでしょうか。

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