広告の中では、折り込み広告やアフィリエイト広告などが有名ですが、FAXDMは独特の位置を占めているようです。FAXDMとはFAXでダイレクトメールを送るもので、広告単価をおさえられ費用対効果も高くできるとされています。さらに、原稿作成も手軽にできる点がメリットでしょう。FAXDM業者を選択する際には、サポート力や営業力などが大きな鍵になるのです。
FAXDMを利用するメリットは
FAXDMのメリットの1つは、すべての経費を見込んだ際の単価を抑えられることです。通常のハガキやレタータイプのDMでは、郵送料や宛先を書く手間などがかかるので、人件費がかさんでしまいます。FAXDMでは、直接相手のFAX受信機に送信するため、送信器に原稿をセットするだけでDMを送付できるのです。
また、相手のFAX受信機に直接届きますので、広告が人の目にとまりやすいという特徴もあります。広告は人の目にとまることが大切です。
さらに、FAXDMは原稿を用意してすぐ送信できる点もメリットだといわれています。チラシやレタータイプのDMでは、準備して発送するまで1週間ほどかかり、さらに郵送され、届くまでに時間もかかってしまうのです。
FAXDMの別のメリットとしては、送られた広告が相手の手元に残りやすいということも挙げられるでしょう。通常のチラシなどであれば大きさが違うなどということで、すぐゴミとなって捨てられる可能性もあります。
しかし、ファックスを利用しているところであれば、他のファックスと一緒に置かれているということはよくある話です。加えてファックスの特徴は、もともとファックスは白黒で送受することが前提になっているため、色についてもこだわりを持つ必要がありません。凝ったデザインなども必要なく、簡単に原稿を作ることができるのです。
FAXDMを利用するデメリットは
このように、送信する側から見ると多くのメリットがあるFAXDMですが、受信する側を含めて考えた際にデメリットもあります。ここではいくつか挙げておきましょう。
最初にあげるべきことは、ファックスを使うということは、相手のFAX機械や紙やトナーを使うということです。したがって、少なからずそういう行為に対してクレームが入るおそれがあるでしょう。これからも長く取引をしなければなりませんので、このクレームに対しては丁寧に対応する必要があります。
また、FAXでは基本的には白黒の情報しか送れません。さらにあまり長いファックスというのも敬遠されがちですから、1枚程度の大きさにするのがよいと考えられるでしょう。このように考えると、FAXで送られる情報はそう多くないということがわかります。これに対処するためには、情報を充分に絞り込んで大切なことをきちんと残し、相手の印象に残るような原稿を作成することが必要でしょう。
さらに考えておかなければならないのは、FAXDMを行う際にはそれなりの送信数がないといけないということです。多くの場合、反応率というのはそれほど高くない傾向がありますので、送信数が多くないと受注件数が少なくなるということにつながります。
FAXDMの種類とFAXDM業者について
ここまで紹介を行ってきたFAXDMですが、そのスタイルには2つのものがあります。チラシ型と呼ばれるものとレター型と呼ばれるものです。
チラシ型のものというのは、目立つデザインなどがある広告色が強いものです。相手に強い印象を残すことが目的とされています。
それに対して、レター型は直感的な受け取りを狙うのではなく、文章を記述して相手に納得してもらって商品を購入してもらおうというものです。レター型のFAXDMにするか、チラシ型のFAXDMにするかということについては、取り扱う商品の種類によって変わってくるでしょう。
チラシ型の場合には、値段などに注目してほしい場合に用いられます。
それに対してレター型は、高価格ではあるが高機能な商品というような性能がよいことを説明する際に用いられるようです。
どちらを用いるかは、宣伝したい商品によって変わります。FAXDMにおける効果を考える際には、どのFAXDM業者を使うかということも影響を与えるでしょう。FAXDMを行う場合、FADM業者を使うのが一般的です。どのようなFAXDM業者を選ぶかということについては、最初にコストパフォーマンスのよさに注目する人もいるでしょう。
しかし、さまざまなノウハウを持っているということも重要なポイントです。また、業者に依頼すると原稿を作る際にもさまざまなサポートが受けられます。さらに業者の中には、その後の営業活動を含めて行ってくれるところもありますので、サポート体制を整えていることも魅力でしょう。
;
ここまで、FAXDMとはどのようなサービスなのか、メリットとデメリット、およびレター型とチラシ型という分類を説明しました。また、どのようなFAXDM業者を選ぶかということについても社内で検討してみてください。自社が何を宣伝したいのか、どの程度の反応率を期待したいのかなど、さまざまな条件を総合的に考え、自社に合う最適な業者を選ぶ必要があるでしょう。