常に新しい情報が更新され、取引にスピーディな対応が求められる不動産買取や土地買取は、効率よく顧客に宣伝を行うことが大切です。数ある販促ツールの中で、どれがいいのか迷っている方も少なくないのではないでしょうか。そこで本記事では、物件案内にFAXDMを活用するメリットや注意点について紹介します。

不動産買取にFAXDMがおすすめな理由

土地や物件の売買が行われる不動産業界は、常に新しい情報が更新されている業界です。条件のよい物件は、すぐに他の業者に買い取られてしまうことはもちろん、物件の購入を検討している方に有益な情報を届けることができなければ、売買を成立させることができません。つまり、不動産業界は常にアンテナを張り、情報のやり取りをスムーズに行うことが求められるのです。不動産売買にはさまざまな販促ツールが活用されています。チラシや新聞、ネット広告などで、不動産に関する情報を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

そして、数ある販促ツールのなかでも、FAXDMが効果的な手段であると注目されています。FAXと聞くと、メールやスマートフォンアプリでテキストの送受信をするようになったため、衰退してしまったと認識している方もいるでしょう。しかし、不動産業界では、効率的な販促ツールとして多くの企業に利用されているのです。

そもそも不動産業界では、図面情報のやり取りなどで、現在でも多くの企業がFAXを活用しています。つまり、ほかの業界に比べてFAXに馴染みがあり、FAXDMが送付された際に確認してもらえることが多いのです。他業界の企業であれば、そもそもFAXを活用していない、FAXを受信する機器を置いていないということもありますが、不動産業に携わる企業ではFAXを利用していることがほとんどなのです。したがって、不動産売買にFAXDMがおすすめだといえるでしょう。

不動産売買にFAXDMを活用するメリット

不動産売買の販促ツールとしておすすめのFAXDMですが、活用することがさまざまなメリットがあります。たとえば、不動産売買では常に新しい取引先を開拓しなければなりません。営業担当者が新規開拓することもありますが、1件１件新しい営業先を回るのは効率的ではないでしょう。

一方、FAXDMを活用すれば効率的に新規開拓ができます。とくにFAXDM代行業者であれば、顧客リストのレンタルすることが可能です。顧客リストを利用し、特定の地域・不動産関連の企業をリストアップして広告を送信すれば、一気に数百件、数千件の企業に対してアプローチできるのです。

また、ただ大量に広告を送付するのとは異なり、エリアや業種を顧客リストから絞り込めるため、効果的に宣伝ができます。FAXDMを送付された企業は、ほかの印刷物と合わせてプリンターから印刷されます。したがって、メールやネット広告のようにまったく見てもらえないことが少なく、視認性が高い販促ツールなのです。そして、数百件・数千件という規模で送付しても、1枚あたり数円しかコストがかかりません。多くの企業にまとめてスピーディにアプローチしたい、販促費用をできるだけ抑えたいという場合、FAXDMを活用するとよいでしょう。

FAXDM送信時はクレーム対策を行おう

不動産情報を効率的に宣伝したい企業にとっては魅力的なツールですが、活用する際は注意点があります。相手先のFAX機器から自動的に広告を印刷させるという特徴から、クレームになってしまうことも少なくないのです。さらに、紙代やインク代は送付された企業が負担するため、大量に広告を送付してしまうとクレームになる可能性が高まります。相手が迷惑に感じることのないよう、ポイントを押さえて利用することが大切です。

まず、DMに送信停止希望欄を設けるというのがクレーム対策の一つです。相手の興味がないと分かった時点で送付を停止でき、クレーム対策につながります。また、送信する時間帯にも気を付けるようにしましょう。メールのような感覚で時間帯を気にせず送信してしまいがちですが、勝手に送付している分、時間帯には注意しておく必要があります。とくに早朝や深夜などの営業時間外は送付しないことをおすすめします。

さらに、相手によって内容を分けるというのもクレーム対策になります。相手にとって興味のない情報や有益でない情報を掲載しているとクレームになる可能性が高まるからです。どのような情報が相手にとって有益だと感じてもらえるかを考え、効果的なFAXDMを送信するようにしましょう。

不動産買取を宣伝するツールとしてFAXDMがおすすめです。不動産業界では図面のやり取りなどをFAXで行っていることが多く、普段から馴染みのある存在だからです。また、一度に大量の広告を送付できたり、１枚あたりの単価が安かったりすることもメリットです。ただし、便利なFAXDMにも注意点があります。なぜなら、送付された企業のFAX機器を利用し、印刷代などを相手が負担しなければならないからです。つまり、何度も同じ内容の広告を送付したり、迷惑な時間帯に送付したりしてしまうとクレームになることがあるのです。送付される企業にとって有益な情報だと感じてもらえるよう、マナーを守って活用するとよいでしょう。